真鍮とステンレス水栓どちらを選ぶべき?|ABI Interiorsでつくる理想の洗面空間
毎日の暮らしに欠かせない「水栓金具」は、見た目だけでなく素材選びが重要です。いま注目されているのが、伝統的な 真鍮(ブラス)と、現代的な印象を与える ステンレス。どちらも魅力的ですが、用途やデザイン、メンテナンス方法によって向き不向きが異なります。
本記事では、オーストラリア発の高級水栓金具ブランド ABI Interiors(アビ インテリアズ)を例にとって、真鍮とステンレスの特徴や使い分けを日本の住宅にもマッチする観点から分かりやすく解説します。
ABI Interiorsに見る水栓金具素材の特性
ABI Interiorsは永く愛されるデザインと上質な素材選定を信条とするブランド。ステンレスや真鍮など、複数の素材で水栓金具を展開しています。
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真鍮(水栓金具):経年変化を楽しめる「味わい」のある素材。表面に深みが増し、使い込むほどに個性が現れます。
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ステンレス(水栓金具):錆に強く、シャープでモダンな印象。メンテナンスも比較的容易で、清潔感を重視する空間に適しています。
それぞれの素材の魅力と選び方を見ていきましょう。
真鍮の特徴
高級感と経年変化
真鍮素材は金色に輝き、使うほどに色味と質感が変わる「パティーナ」を形成します。時間とともに深い風合いが出るため、アンティークやクラシック、ナチュラル系デザインと非常に相性が良く、空間に温かみを加えます。
メンテナンスと耐久性
天然素材ゆえに経年変化が進みやすいため、変化を楽しむ人向けです。一方、輝きを保ちたい場合は定期的な磨きが必要ですが、適切なケアなら耐久性も高く、長く使える素材です。
デザインとの相性
木製のキッチンやナチュラルな洗面スペースとの組み合わせは抜群。ABI Interiorsの真鍮水栓金具は、木や石と調和し、素材の魅力を引き出してくれます。
ステンレスの特徴
清潔感と耐食性
ステンレスは耐蝕性に優れ、キッチン・洗面スペースといった水回りに最適。傷や水滴跡への強さ・耐熱性もあり、清潔感を維持しやすいのが特徴です。
デザイン性と組み合わせやすさ
ミニマル、インダストリアル、和モダンなど幅広いスタイルに対応。ABI Interiorsのサテン仕上げやポリッシュ仕上げなどは、空間全体を引き締めながら、洗練された印象を演出します。
経年変化しにくいが豪華感は控えめ
ステンレスは長期間色や質感が保たれますが、真鍮に比べて味わい深さはやや劣ります。価格は真鍮と同等か若干高めですが、その分メンテナンスが簡易で安心感があります。
使用シーン別におすすめ素材を比較
使用シーン | 真鍮(水栓金具) | ステンレス(水栓金具) |
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キッチン | 木製キッチン+オープン収納に高級感と温かみをプラス | 清潔感重視の現代キッチンにベストチョイス |
洗面スペース | 柔らかい質感や明るいタイルに馴染みやすい | 湿気に強く、定期掃除だけで衛生を保てる |
リビング・パブリック | アクセントとして空間の個性を際立たせる | モダンで落ち着いた印象を保ちつつ照明と調和しやすい |
浴室・ランドリー | 魔法のようなパティーナ効果+柔らかな光沢 | 防錆や耐熱性が必要な空間に最適 |
共有スペース | 自然な経年変化で使う楽しみや愛着が生まれる | 汚れが目立たずメンテナンス負担が少ない |
ABI Interiors水栓金具素材ラインナップ詳細
真鍮製水栓金具 製品例
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ブラッシュドブラス:ヘアライン仕上げで品格ある流線型の輝きを持ち、手のぬくもりまで演出。
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エイジドブラス仕上げ:経年美を活かすノンコーティングで育てる味わい。アンティーク感を引き出しやすい。
ステンレス製水栓金具 製品例
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サテンステンレス:光を抑えた落ち着いた質感で指紋が残りにくく、洗面スペースに好相性。
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ポリッシュドステンレス:鏡面調で高級感と清潔感を両立させ、ホテルライクな演出が可能です。
選び方のポイント:素材・仕上げ・空間との調和
設置場所との相性
水回りにはステンレス、独立洗面やリビング周辺には真鍮を選ぶと素材の強みを活かせます。
家族構成やライフスタイル
使用頻度の高い家族構成ならステンレス、メンテナンスに時間をかけられるなら真鍮が向いています。
実物を確認して選ぶ
改めてショールームや展示で実物を見て、質感・光沢・色味を直に確認してください。特に真鍮は照明や壁色によって雰囲気が変わります。
メンテナンス・お手入れ方法
真鍮の場合
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日常:柔らかい布で軽く拭くだけで汚れ除去可。
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磨き:気になる場合は専用クリーナー使用。鏡のような光沢を維持できます。
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注意点:研磨剤入り洗剤は避け、やさしい磨きで風合いを保ってください。
ステンレスの場合
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日常:中性洗剤+布拭きで十分。
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頑固な汚れ:専用ステンレンクリーナーが効果的。
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傷対策:粗いスポンジは避け、研磨傷がつかないよう注意。
理想の洗面スペースを演出するコツ
統一感を出す
水栓金具と鏡枠、タオルバーや照明などの金属パーツを同素材で揃えると上品な統一感が生まれます。
素材のコントラストを楽しむ
真鍮の温かみとタイルや大理石の冷たさの対比がモダンで印象的。ステンレスならガラスや鏡と合わせて透明感を強調。
照明とのバランス
光沢の高い素材(ポリッシュドステンレスやブラッシュドブラス)は、ダウンライトとの相性良し。間接光と組み合わせても美しい陰影が生まれます。
質感重視の演出
真鍮ならマットなエイジド仕上げ、ステンレスならサテン仕上げなど、光の反射具合で素材の印象は大きく変わります。LDKから洗面スペースまで、統一した照明計画と仕上げ選びが効果的です。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 真鍮はサビませんか?
A. ノンコーティングの自然な真鍮は、水にさらされるとパティーナが進みやすくなりますが、それ自体は素材の劣化ではなく味わいとして楽しめます。
Q. ステンレスでも色が黄色くなったりしますか?
A. ステンレスは錆びづらいですが、ミネラル分が多い水を長時間浴びると白っぽい「しおやけ」が生じます。中性洗剤で拭き取れば元に戻ります。
Q. メンテナンスはどちらが大変?
A. 真鍮は輝きを維持するために月1~2回の磨きが理想。一方、ステンレスは日常の拭き掃除でOKなので忙しい方にもぴったりです。
まとめ|洗面スペースに最適な水栓金具は?
どちらの素材も ABI Interiors を通じて高品質に仕上がっており、機能性・デザイン性ともに優れています。
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真鍮(水栓金具):時とともに濃厚な表情を持ち、温かみと高級感を演出します。
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ステンレス(水栓金具):清潔でモダンな雰囲気を保ちたい方に最適、日々のメンテナンスも容易です。
ご家庭のキッチンや洗面スペースがどんなスタイルに寄せたいか、使用頻度や手入れの時間などを加味して最適な素材を選んでください。